
黒酢に含まれている物質には、酵素の働きを抑制する「アンギオテシンシ交換酵素(ACE)」と呼ばれるあまり聞きなれない名前のものが含まれています。このACEには血圧の上昇を防ぐ作用があるため、年配の方に多くみられる高血圧を予防し、抗酸化作用や大腸がんの抑制、腎不全や脳卒中などの発症リスクを抑える作用もあるとされています。
また、そこに豊富なクエン酸が加わることで血液をサラサラにしたり、血中のバランスを適度に維持し、コレステロール値も下がります。さらに、必須アミノ酸が加わることで血圧低下に大きく貢献しています。血圧が低下するからといっても、もともと低い人が更に低くなるということではないので安心してください。
中国では、日本の黒酢といわれている香醋(こうず)を血圧改善以外の目的でも食事に使用する人が増えています。それは、料理を作る際に塩の代わりに入れることで減塩効果を期待し、味により深みを出すというものです。中国での香醋は、日本でいう醤油と同じ役割を果たします。
中国の人たちにとって使用頻度の高い香醋が生活習慣の改善につながるというのは素晴らしいことですよね。私たちも料理で醤油を使用する際、それを酢に代えることで減塩効果が高まり味の幅が広がるのであれば、一度試す価値はありそうです。
一日の摂取量大さじ1杯を毎日続けることでその効果を発揮するので、醤油を入れる際少し酢に代えてみましょう。地道な努力は必要ですが、長い目でみれば色々な予防に役立つとても優秀で万能な調味料となること間違いありません。